アメリカ海軍は、第二次世界大戦期においてはジョン・C・バトラー級を含めて6艦級の護衛駆逐艦(エヴァーツ級、カノン級、エドソル級、バックレイ級、ラッデロウ級)を整備していたが、これは主として、主機関として予定されていた蒸気タービン方式で不可欠な歯車減速機の生産能力が限定的であったために機関を統一できなかったことに起因する。アイラブキット1/200 カーティスウィルバー DDG54 アメリカ海軍ミサイル駆逐艦アーレイバーク級 USS CURTIS WILBUR I LOVE Kit。ジョン・C・バトラー級は、これら6艦級のなかで唯一蒸気タービン主機を搭載しており、すなわち同級に至って、アメリカ海軍が当初計画していたオリジナルの護衛駆逐艦が実現されたことになる[1][2]。[sk08-p91] 未組立 Revell/レベル 1/144 US Navy FLETCHER-CLASS Destroyer 05091 フレッチャー級駆逐艦 ミリタリー プラモデル。
対潜兵器としては、改修後のGMT型と同様、後甲板に片舷式爆雷投射機(K砲)を片舷4基ずつの計8基、艦尾に爆雷投下軌条2条を設置したほか、艦首甲板の5インチ砲の直後にヘッジホッグMk.10対潜迫撃砲が装備された。タミヤ プラモデル 1/350 艦船シリーズNO.29 アメリカ海軍戦艦 BB-63 ミズーリ 1991年仕様 未組立 菅R71-4。これは旋回機構をもたない最初期の対潜前投兵器であるが、非常に優れた対潜火力であった[4]。SYDNEY シドニー DRAGON 1/700 オーストラリア海軍 OLIVER HAZARD PERRY CLASS FRIGATE HMAS AUSTRALIAN NAVY 7015X。
対艦兵器としては、船団護衛時に敵の仮装巡洋艦など通商破壊艦と交戦する場合を想定して、3連装長魚雷発射管を船体中部の上部構造物上に搭載した[4]。アメリカ海軍 軽巡洋艦 デトロイト (CL-8)CORSAIR ARMADA PRODUCTIONS USS DETROIT(1945)CAP-7001-A。しかし実運用上、雷撃の機会が乏しかった一方、航空機の性能向上に伴い防空強化の必要が大きくなっていたことから、戦争後期には魚雷発射管を撤去し、その両側に40mm単装機銃を2基ずつ搭載する改修がなされた艦が多かった。PIT-ROAD 1/700 艦船用エッチングパーツ PE-24 WW-Ⅱ・米海軍護衛&軽空母用 U.S.Aゴールドメダルモデル。ただし、1944年10月25日のサマール沖海戦において、ジョン・C・バトラー級の「サミュエル・B・ロバーツ」および姉妹艦3隻は、栗田健男中将率いる日本の中央艦隊に対して雷撃を実施しており、護衛駆逐艦による雷撃の唯一の例と考えられている[1]。AFV CLUB SE73515 1/350 第二次世界大戦 アメリカ軍 LST-1 戦車揚陸艦。
配備
護衛駆逐艦としては最多の293隻が発注されたが、大戦状況の推移や大戦終結により83隻のみが竣工し4隻が建造中止に、206隻が発注キャンセルされた。アメリカ海軍 プラモデル アリゾナ Revell Pacific Fleet Battleship Memorial to the Tragedy of Pearl Harbor USS ARIZONA。登場が大戦中期以降であったために活躍の機会はあまり無かったが、太平洋戦線および大西洋戦線で船団護衛や索敵哨戒の任務に就き、大戦後期にはパナマ運河を経て順次大西洋から太平洋へ回航され、対日作戦に従事した。ドラゴン 1002 1/350 オハイオ 2隻セット 箱は一つ。また、2隻はレーダーピケット艦(DER)として完成した